光硬化ライニングは、もともと下水管の更生工事の工法です。下水管の破損や整備不良は甚大な事故につながることから、下水管の更生工法には一定の工事品質を維持するための厳正な基準が設けられおり、光硬化ライニングもその基準をクリアしています。
光硬化ライニングを排水管の更生工事に用いることで、従来ありがちだった排水管更生工事の問題を解消でき、ハイレベルな施工を実現できます。
光硬化ライニングは国内でまだ数社しか導入していませんが、その高い施工品質・硬化は業界内で評判となっており、今後広まっていく可能性のある工法です。
従来の工法は非開削による作業を実現できる半面、内部の様子が見えないため、どうしてもライニングのムラができたり、更生材が固まり、つまりの原因になったりといった問題がありました。
また、更生材であるエポキシ樹脂は扱いが難しく、職人の技術不足による施工不良、それによる工期延長もありました。
光硬化ライニングは、ライニング後にTVカメラで状態を確認後、光硬化します。
パラシュートライニングのように一方通行の施工ではなく、硬化前にTVカメラで異常の有無を確認し再ライニングを行うこともできるため、ムラや更生材の固まりを発生させることなく完璧な施工を実現できます。
また、更生材として用いるビニルエステルは高い強度を誇り、耐久性は40年とされています。もちろん、枝管分岐部や枝管の多い複雑な異径管でも精度の高い施工が可能です。
どうしても斫れない、休業は難しい、移設できない重量物の下にあるなどのお悩みがあっても、内面ライニングをするため非開削で修復可能です。
※施工の可否は施工条件・事前調査の結果によって決まります。
工事による断水時間は1日(9時~17時)。その間、施工時に工事が必要な上下一室の方を除き、在宅の必要性はありません。
また、光(紫外線)照射による硬化工法のため、約8時間のスピーディーな硬化を実現!
作業時間を短縮できるため、利用者・居住者に負担をおかけすることがありません。
更生材のビニルエステルは扱いが容易なため、職人の技量にかかわらず一定の品質を保つことができます。
また、従来の工法では配管の入口・出口の2か所の開口部の確保が必要でしたが、光硬化ライニングは1か所で施工可能であり、その分作業は簡便となります。
耐酸性ガラス繊維織物に光硬化性樹脂(ビニルエステル)を含浸したFRP取付管ライナーを排水管内に反転・押し込み挿入し、光硬化装置(UVトレイン)の先端部にあるTVカメラで管内の異常の有無を確認後、UVランプで光硬化させます。
作業状況
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株式会社ピーエムシーでは、国内でもまだ数社しか対応していない画期的な工法「光硬化ライニング」を行っています。ビル・マンションの排水管の劣化具合を調査したうえで、最適な工事方法をご提案させていただきます。まずはご相談から承りますので、お気軽にご相談ください。